屋根から始まる夏の断熱
ますます高い省エネ性が要求されるこれからの住宅。しかしながら温暖化に加え、温暖湿潤な日本の気候条件では夏のオーバーヒートを防ぎ、快適な環境を創る断熱材として従来の北方からの 断熱の考え方では無理があります。
今、このような温暖地域に最適な断熱材が世界で注目されています。ヨーロッパでの断熱材のシェアの10%は木繊維断熱材に切り替わり、多くの木造建築家たちがSTEICO(シュタイコ)を「未来の断熱材」と呼んでいます。
夏を快適にする「熱容量」と「透湿性」
外気温が35℃の時、屋根瓦の温度は80℃にも達します。一般的なグラスウール断熱材の場合、真夏に11時間以上高温にさらされた屋根から断熱材を通過し、室内は30℃以上の耐えられない暑さに達します。しかしシュタイコなら約20℃の過ごしやすい室温に抑えることが可能です。
各種断熱材の日中の温度変化
その違いは「熱容量」。
従来の断熱材では冬の寒さを防ぐ熱伝導率の数値が重要視され、熱容量にはあまり注目されていませんでした。しかし、日本の蒸し暑い夏を快適に過ごすには「熱容量」こそが最も重要なカギ。これまで「熱容量=夏」と「熱伝導率=冬」を高いレベルで併せ持つ断熱材はなく、シュタイコで初めて可能に。
また、高い透湿性で蒸し暑い夏や梅雨でも快適な空間を保つため、シュタイコは日本の気候に最適な断熱材といえます。寒さと暑さに対応できる木繊維断熱材は、ドイツでは「未来の断熱材」と認められています。